沸騰水試験
沸騰水試験とは
塗装皮膜の促進耐久試験として、方法が簡単で製品の実用条件の再現性があるので広く利用されている方法です。
メッキ皮膜の評価に使われる場合もあります。
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試験の目的
塗装皮膜の熱水に対する耐久性を調べます。
試験方法
それぞれ適切な機器で定められた手順で測定を行います。
(1) 水をビーカーの中に入れ、沸騰させます。
(2) 評価面がビーカーの底に接しないように試料全体をを沸騰水中に浸漬し、加熱しながら沸騰状態をそのまま1時間保持します。
(3) 1時間後、試料を取り出し水分を拭き取り、変色、しみ、腐食、表面の劣化、塗膜の剥離等の変化を観察します。
さらに厳しい条件で試験をする場合は 試験片にあらかじめカッターナイフで碁盤目を入れておき沸騰水試験後テープ剥離試験を行います。
1時間ごとに碁盤目試験をくり返し 沸騰水浸漬時間が何時間まで剥離しなかったかでその塗装の優劣を決めます。
当社の判定基準
表面状態に変化が無ければ合格とします。