メッキと塗装の膜厚測定方法
メッキと塗装の膜厚測定方法とは
メッキや塗装の膜厚は薄いと耐食性や耐久性が不足し、厚いと屈曲性が無くなり外観が悪くなったりします。
何よりも不必要な厚みは貴重な資源の無駄になります。
決められた膜厚の範囲内に収まっているかどうかは もっとも重要な品質管理項目です。
そのため使用するメッキや塗料の性質、製品の使用環境により、最適な表面処理方法と
膜厚を選択しなければなりません。
加工単価にも大きく影響します。
<メッキと塗装の膜厚測定方法>
蛍光X線膜厚測定器・・・メッキの膜厚を測定する
電磁膜厚計・・・磁性金属上のメッキ(電解Niメッキは除く)、塗装、ライニングなどの膜厚測定
渦電流膜厚計・・・非磁性金属上の絶縁皮膜の測定
マイクロメータ、ノギス・・・厚い塗装の膜厚測定、素材自体がミクロン単位で正確に作られている事が前提
メッキや塗装の最適な膜厚がわからない方は よくある質問へどうぞ
⇒メッキ(塗装)の仕様がまったくわかりません。
ここに記載されている各種品質試験のご依頼もお受けいたします。
詳しくは「よくある質問」の「品質試験依頼と単価・納期について」をご覧ください。
試験の目的
品質管理のためにメッキや塗装の膜厚を測定します。
試験方法
それぞれ適切な機器で定められた手順で測定を行います。
メッキ
蛍光X線膜厚測定器 ㈱日立ハイテクサイエンス製
蛍光X線膜厚測定器 ㈱日立ハイテクサイエンス製
塗装
デュアルタイプ膜厚計(磁性金属、非磁性金属両用型)
デュアルタイプ膜厚計(磁性金属、非磁性金属両用型)
当社の判定基準
要求する膜厚範囲内にあれば合格とします。