CASS試験/(株)ワカヤマ
CASS試験とは
キャス(CASS)試験とは促進耐食性試験のひとつで、メッキや塗装などの表面処理や材料の耐食性を調べる試験です。
メッキ及び塗装の耐食性試験は、本来 腐食の経過を実際の使用環境で長時間かけてモニタリングするのが最適ですが、短時間でそれらを予測するために様々な「腐食加速試験法」が採用されるようになりました。
⇒よくある質問「めっきの耐食性とCASS試験の係」
キャス(CASS)試験はその中の代表的な試験の一つであり、JISで規格化されています。
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試験の目的
メッキ、塗装などの耐食性を調べます。
試験方法
CASS試験機(塩水噴霧装置)
(1) キャス(CASS)試験機タンクに下記の試験液を投入し、次の条件で設定します。
・空気飽和器温度 63℃
・試験槽温度 50℃
・噴霧量 1.0~2.0 ml/80cm2/h
・圧縮空気圧力 0.98±0.02MPa
(2) 試料を試験槽に設置します。その際、試験面は鉛直方向から15~30°の角度に傾け、薬品が試験面に溜まらないようにします。
(3) 噴霧を始め試験を開始します。
(4) 48時間後、試料を取り出し水で洗浄し、水分を拭き取り、変色、しみ、腐食、表面の劣化、剥離等、表面状態の変化を観察します。
試験液
塩化ナトリウム40g/L 塩化第二銅0.205g/L pH3.0(酢酸で調整)(JIS H 8502に準拠)
・空気飽和器温度 63℃
・試験槽温度 50℃
・噴霧量 1.0~2.0 ml/80cm2/h
・圧縮空気圧力 0.98±0.02MPa
(2) 試料を試験槽に設置します。その際、試験面は鉛直方向から15~30°の角度に傾け、薬品が試験面に溜まらないようにします。
(3) 噴霧を始め試験を開始します。
(4) 48時間後、試料を取り出し水で洗浄し、水分を拭き取り、変色、しみ、腐食、表面の劣化、剥離等、表面状態の変化を観察します。
試験液
塩化ナトリウム40g/L 塩化第二銅0.205g/L pH3.0(酢酸で調整)(JIS H 8502に準拠)
当社の判定基準
表面状態に変化が無ければ合格とします。