製品案内

銅錫メッキ


 銅錫メッキ

金属アレルギー対策に使われる
安価でお肌にやさしいメッキです。

金メッキの下地などに付けてニッケルアレルギー防止に使われています。




銅錫メッキについて

銅錫(どう・すず)メッキは様々な合金比率で使われますが、銅が70%以下になると銀白色のメッキになります。特に銅60%、錫40%の合金めっきはスペキュラム合金メッキと呼ばれ銀白色の優雅な色合いです。

株式会社ワカヤマではこのスペキュラム比率の銅錫合金メッキをニッケルアレルギー対策用の装飾メッキとして使っています。

錫は安全な金属として知られていますが、この為近年増えている金属アレルギー対策用にニッケルフリーメッキとして利用されています。銅スズメッキはアレルギーが少なく安全で、貴金属メッキよりも安く、耐食性にも優れた装飾メッキです。銅錫メッキはそのままで銀白色メッキとして、または金メッキなどの下地メッキとして使います。

眼鏡や真鍮製ネックレスなどアクセサリー類や装飾品には 金メッキや塗装の下地としてニッケルメッキが使われていますが、銅錫メッキはそのニッケルメッキの代用として使われている、お肌にやさしいメッキです。
銅錫メッキは古くから実用化され金色から銀白色のメッキとして使われています。 近年は金属アレルギー、特にアレルギーを起こす確率が高いニッケルメッキの代用としてスペキュラム合金メッキが使われています。
スズはブリキとして知られていますが、変色しにくく、有機酸にも強い、他の金属と比べて人体に対する毒性が低いなどの利点が有り、めっきとして食器や食品用缶に使われています。
チタンや金にもアレルギーを起こす人がいらっしゃいますので、銅も錫も絶対に安全と云うわけではありません。個人差がありますのでご注意ください。


銅錫メッキ/ニッケル系合金

銅錫メッキ/ニッケル系合金

ピンクゴールドと銅錫メッキ/真鍮

ピンクゴールドと銅錫メッキ/真鍮




特徴・用途・適応素材・処理可能寸法


特徴
  • 貴金属よりもはるかに安価で、金属アレルギー(主にニッケルアレルギー)防止用めっきとしてニッケルメッキの代わりに使われています。
  • 銅60%、錫40%のスペキュラム合金比率のメッキです。銀白色で変色しにくく、耐食性もあります。
  • ブリキは鉄にすずメッキしたものですが、錫はその耐食性と安全性から缶詰の缶やブリキのおもちゃなどに使われています。錫は食器などにも使われる安全な金属です。
  • メッキ皮膜は非磁性で検針器への対応も可能です。
用途
  • 銀白色の銅錫メッキはそのままでシルバー色のメッキとして または貴金属メッキの下地として使われます。どちらもニッケルアレルギー対策としてニッケルメッキの代わりに多く使われるようになっています。
  • 眼鏡、ネックレス、ボタン、装身具、アクセサリーなどの皮膚に直接触れる製品の金属アレルギー対策として、ロジウム調のメッキとして、または金メッキなどの下地メッキとして使われます。
  • 黒ルテニウムメッキの下地につけてアンティーク塗装にすると 安価でニッケルレスのアンティークが可能です。
適応素材
  • 真鍮、ニッケル成分の入った合金
  • ステンレス、チタン、NT合金
処理可能寸法 200×400×100



よくある質問


スペキュラムメッキとは何ですか?

スペキュラムめっきとは銅60%、錫40%の銀白色の銅と錫の合金メッキのことです。
耐食性がよく金属アレルギー防止の為、ニッケルメッキの代用メッキとしてアクセサリーなどに使われています。
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銅が80~90%、残部錫のメッキは青銅めっきと呼ばれています。
このように銅と錫の合金比率を変えると、赤色~黄金色~白色に色が変化していきます。

金属アレルギー対策を教えてください。

金属アレルギーとは主に次の金属に対してアレルギー反応を起こす人がいらっしゃいます。
思いあたる方はご自分が何の金属に対してアレルギー反応を起こすのか医者で調べていただいてください。
パッチテストと云う方法でしらべます。
ピアス、ネックレス、眼鏡、腕時計など皮膚に直接ふれる製品には注意が必要です。

反応を起こしやすい金属
ニッケル、コバルト、クロム

反応を起こしにくい金属
金、銀、白金、チタン

金やチタンにも金属アレルギーを起こす人は稀ですがいらっしゃるようです。
絶対に安全と言う訳ではありません。


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