提案事例集Product Case
アルミニウムのメッキ処理方法のポイント メッキ
Before
アルミニウム製カシメピン
アルミニウムにメッキをする場合は、ジンケート処理と言うアルミニウム専用の特殊な下地メッキ処理を施し、その上に指定のメッキを付けます。このジンケート処理はアルミニウムにしかできず、アルミニウムと他の金属が組み合わされた部品などはメッキ処理ができなくなってしまいます。
After
金メッキされたアルミニウム製品
製品に軽量化等の特性を出すために、どうしてもアルミニウム材料でそこにメッキが必要な場合、材料をすべてアルミニウムで統一する必要があります。統一できない場合はアルミニウムと異種金属を別々にメッキ処理を実施してからカシメやねじ込みで組み立てる必要があります。
アルミニウムは両性金属(酸にもアルカリにも溶ける金属)と言い、通常の金属を洗うアルカリ性洗剤や、酸洗い液、メッキ液で溶けてなくなってしまいます。アルミニウムの陽極酸化(アルマイト)やその酸化皮膜の染色はアルミニウムにしかできない特殊な表面処理方法です。このように、アルミニウムは特殊な性質の金属なので、メッキの方法が他の金属とはまったく違います。