提案事例集Product Case

塗装工程まで加味した製品形状設計のポイント 塗装

Before



このような板金製品を塗装する場合、プレス油を手で拭きあげてから、網の上に並べて表側塗装→焼付け→裏側塗装→焼付けという工程になります。そのため、油残りによる塗装はじき、網目の跡が残るなどの不良が発生することがあり、全体的な製品のコストアップになっていました。



After



治具化できない製品形状でも、設計者が組み立て用ネジ穴位置を塗装のラッキングを加味した位置に変えることができれば、コスト・品質面で大きな効果を実現できます。これにより製品をラックに掛けて洗浄液に浸漬して洗浄ができるので勘合部まできれいになり、また製品の表と裏を1 回で塗装ができるため、塗装作業工程が削減され、焼付け乾燥も1 回で済むので納期短縮、不良削減、コスト削減に貢献できます。


網置き塗装の場合は治具費は必要ありませんが洗浄不良、網目が残る不良などが発生し、何回も塗り重ねる塗装は工程上不可能になります。治具やハンガーにかけられる製品は品質が安定し、複雑な塗装が可能になります。また塗装処理業者と相談して汎用治具を使えるように工夫することで治具制作費が不要になります。


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