提案事例集Product Case
穴形状がある製品に対する表面処理の品質安定のポイント 塗装 メッキ
Before
穴が小さかったり、貫通していないとメッキ液・塗料が奥までいきとどきません
製品に穴やへこみがある場合、穴の直径が小さく、深くなればなるほど穴の奥の方にはメッキも塗装も入り難くなります。そのため、穴の深い箇所のメッキや塗装が薄くなったりまったく付かないために、耐食性が悪い、色が付かないなど不良の原因となります。
After
穴を貫通させることにより、メッキ液・塗料の通りが良くなります
製品に小さい穴やめくら穴がある場合は、貫通させることができれば、メッキ液の流れが良くなり、エアーポケットが発生しなくなります。その結果、製品に対しての無メッキ状態が解消されます。また、エアースプレー塗装の場合もスプレーの噴射が通り抜けるため、塗装が付きやすくなります。
めくら穴を貫通穴にしても問題がなければ、貫通穴にすることでその穴の中の全体に液がいきわたり易くなり、メッキ・塗装の品質不良を防ぐことができます。小さな穴の場合は特にメッキも塗装も入り難く、さらに検査が難しくなるため、製品に錆びが発生する原因になります。