提案事例集Product Case
形状別による寸法精度向上のポイント メッキ
Before
電気メッキの場合は、先端や角などが鋭利な形状がある製品にメッキを行う場合、とがっている先端部分にはメッキが厚くつきやすいため、寸法精度の悪い製品に仕上がってしまいます。
After
設計段階で、先端部や角など鋭利な形状にする必要が特に無い場合、丸みを帯びさせたり、角部を削ったりすることで、より均一なメッキを施すことができるようになり、寸法精度の良い製品に仕上がります。
電気メッキの場合は先端部分や極板に近いところは電流が集中しやすくなりどうしてもその部分だけメッキが厚くなります。メッキが厚くなるところを無くすことで、その分薄い所にメッキが付くことになるので効果は倍増します。メッキ業者はラックや極板の幾何学的配置を工夫することで均一電着性をよくする努力をしますが、製品の形状は設計者のみしか変えることができません。