提案事例集Product Case
製品の可動部における潤滑性向上のポイント 塗装
Before
可動するたびに、“ キッー”というような金属摩擦音が発生する。(製品の経年劣化によって発生場合がある)
使用環境や製品の用途によって、可動部にオイルを使用できないため、製品の経年劣化により、可動するたびに金属摩擦音が発生していました。そのため、製品の快適性を大きく損なう原因になり、製品の品質の観点から問題となっていました。
After
長年の可動が行われても、金属摩擦音の発生を防ぐことができる
製品本体が静かな部屋で使われる場合、また、その環境がクリーン環境であった場合(オイルを使用できない)、製品の可動部または接点に潤滑塗料を塗布する仕様で選定します。これにより、製品の可動部がスムーズに動くようになり、不快な音や、摩耗を防ぐことができます。
モーター部品、スイッチ、カメラシャッター、機械摺動部などに使われる潤滑塗料はフッ素系、二硫化モリブデン系などがありますが、非常に高価な塗料になります。そのため、滑りやすさが必要な箇所のみに塗装することがコストダウンのポイントになります。また、摺動部品の片側のみに塗装するだけで滑りやすくなるので両方に塗装する必要はありません。