提案事例集Product Case
ボックス形状の塗装におけるコストダウンのポイント 塗装
Before
普通に組み立てると、隙間に塗装が入りにくい
通常、箱物の塗装をする場合は、本体と蓋部分をばらして塗装します。コストを考えると、組んだまま塗装したほうが安くなりますが、重なった部分の隙間に塗料溜まりができたり、重なり部分の隙間に色が回らないなどの不具合が起きやすいという問題があります。
After
設計の段階で組み立て用のねじ穴から数mm ずらした所にもう一つ塗装用に仮のねじ穴を設けて塗装すれば、塗料溜まりや色が薄いなどの不具合がでても、製品を組み立てたときには見えなくなるため最終仕上がりがきれいになります。この工夫により、塗装工数や製品の品質を向上させることができます。
上蓋と下蓋を組んで使用するようなボックス形状の製品は、塗装用の仮ネジ穴を設けておくだけで、塗装がきれいに仕上がり、組み立ててしまえば見えないところにあるのでまったく問題はありません。ちょっとした工夫で塗装工数と歩留まりを削減でき、塗装単価を大幅に下げることが出来ます。