提案事例集Product Case

電気メッキの膜厚を指定する場合にコストダウンするポイント メッキ

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引用:㈱山本鍍金試験器


ハルセル試験器

台形型水槽を使用することで連続した広範囲の電流密度での析出状態を観察することができ、
また、 試験条件を変えることで電流密度との関係が簡単に読み取ることができます。



メッキの膜厚を指定した図面に「ニッケルメッキ10μ±2」などと書かれていることがあります。
機械設計者としてはこれでも十分な余裕を持たせたおつもりだと思いますが、電気メッキ業者からみるとこれは非常に厳しいスペックになりコストアップに繋がることが有ります。


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引用:㈱山本鍍金試験器


ハルセルスケール

電極が少し斜めになっているだけでも電流の強さは100倍以上も変わります。



電気メッキの膜厚を指定する場合はねらい値の半分~1.5倍、ねらい値10μの場合は10μ±5μ位の幅を持たせないと非常なコストアップになることがあります。これでも測定箇所によってはその範囲に入らないことがあるので 測定箇所と膜厚範囲はあらかじめセットで決めておくことが望ましいでしょう。


電気メッキの膜厚は通常は数倍の差があるのが普通です。それでもミクロン単位の差ですから通常の製品ならまったく問題は有りません。過度な要求はコストアップに繋がります。もしメッキの精度が厳しい場合は無電解メッキに変更した方がいいでしょう。無電解メッキの精度は±10%程度といわれています。


チタン製白金電極の形状設計のポイント


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