メッキと塗装の豆知識

食卓テーブルのウイルス対策 ウイルス対策

一般家庭でウイルス対策が必要な理由

公共施設やスーパー、娯楽施設など多数の人が集まる場所の多くでは、頻繁に手が触れる場所を定期的に除菌したり、出入り口にアルコールスプレーなどを設置したりしてウイルス対策を行っています。

では、一般家庭ではどうでしょうか。
日々のウイルス対策のルールを決めて実践しているという方は、それほど多くはないと思います。

しかし、一般家庭内での感染はかなり多いと考えられており、しっかりとしたウイルス対策が求められます。

“ちゃんと掃除しているはず”と過信せず、ルールを決めて日々実行することが求められます。

今回は、一般家庭の中でも特に衛生面が気になる「食卓テーブル」と「ふきん」のウイルス対策についてご紹介いたします。



食卓テーブルのウイルス対策

食卓テーブルは毎日食事をする場所ですので、食べこぼしや食べ物の飛散が起こりやすいです。
その食べこぼしは雑菌のエサとなり、ウイルスが繁殖する原因となります。

さらに、食事に限らずパソコンやスマホの使用時、勉強や家庭内での様々な作業で食卓テーブルを利用する方も多いと思います。
そのときに手指のウイルスが付着したり、ゴミが落ちたりすることで食卓テーブルが汚染されます。

食事の前後や作業後などに、水で濡らしたふきんで食卓テーブルを拭いている方も多いのではないでしょうか。
実はその方法、ふきん内で増殖した菌をテーブル全体に塗り広げているのと同じなのです。

正しい食卓テーブルの拭き方は、アルコールスプレーをテーブルに吹きかけ、乾いた清潔なふきんで拭くことです。

アルコールスプレーは直接ふきんに吹きかけても構いません。
拭くときは、同じ方向に拭く又は綺麗なS字を描いて拭くことで、同じ場所を何度も拭かないようにしましょう。

ふきんの向きを変えたり拭き方にムラがあったりすると、せっかく拭き取った雑菌が再びテーブルに落ちてしまったり拭き残しがあったりして、きちんとウイルス対策を行えない可能性があります。

ふきんの管理が大変という方には、キッチンペーパーや除菌ウェットシートを使うこともおすすめです。
除菌ウェットシートには厚手で破れにくく汚れを落としやすいようにシートに凹凸があるものなど、食卓テーブルを拭くことに特化した商品もあります。

毎回使い捨てができて衛生的な反面、コスパの面や環境への配慮を考慮するとデメリットな面もあります。



ふきんのウイルス対策

食卓テーブルを拭く際に使用するふきんは、日々のお手入れを怠ると汚染が広がっていきます。
汚染されたふきんで食卓テーブルを拭くことは雑菌を広げる原因となってしまいますので、ふきんのウイルス対策は非常に重要と言えます。

ふきんを除菌するタイミングとしては1日の終わりに行うのが良いです。

また、魚や肉、卵などに直接触れた際にはすぐに除菌が必要です。
目に見える汚れがなくても、必ず行いましょう。

除菌方法としては、塩素系漂白剤を使って行います。
ふきんを洗浄した後、希釈した塩素系の漂白剤に浸します。
希釈の割合や漂白時間は各漂白剤によって異なりますので必ずご確認ください。
漂白後は十分にすすぎ、天日干しでしっかりと乾燥させましょう。



また、一週間に一回程度は煮沸での除菌も行いましょう。
ふきんをきれいに洗ったら、熱湯に1分程度浸してください。

可能であれば鍋などの容器に入れて煮ると、さらに除菌効果は高まります。



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