異種金属接合めっきではどんな材料が接合可能ですか?
異種金属接合メッキで接合(ロウ付け、半田付け)可能な金属の種類は以下のようになります。
・チタン、チタン合金(22-4、15-3-3-3、10Zrなど)、
・NT合金(超弾性合金、NiTi合金)、
・ステンレス(SUS304、SUS316など)
これらの同じ金属同士や違う金属を 熱に強いニッケルメッキを付けることで簡単に接合(ロウ付け)することが出来るようになります。
このニッケルメッキを付けたチタンなどに銅合金などのロウ付け・半田付けがしやすい金属を接合するには 銅合金にはこの異種金属接合メッキは必要ありません。
アルミニウムは素材の特性上、ジンケート処理をしないとニッケルメッキが付けられない為 異種金属接合メッキはできません。ジンケート処理はロウ付け時の高温に耐えられない為です。
接合可能な金属を表にすると以下のようになります。
表:異種金属接合メッキで可能な金属の種類
Ti | Ti合金 | NT合金 | 銅合金 (メッキ無し) |
SUS | アルミ | |
Ti | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
Ti合金 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
NT合金 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
SUS (メッキ有・無し) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
銅合金など (メッキ無し) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
アルミ | × | × | × | × | × | × |
<もっと詳しく知りたい方は>
⇒異種金属接合 ロウ付け用メッキの製品ページへ
⇒御社でロウ付けもできますか?
⇒異種金属をロウ付けすると金属の電位差で錆びるのですか?
⇒よくある質問のページへ(異種金属接合メッキ、ロウ付けメッキ)