RoHS対応の3価クロムメッキはありますか?6価クロムメッキの代替えメッキはありますか?6価クロムメッキをRoHS対応のメッキ液に変えたいのですができますか?
現在弊社ではクロムメッキの代替えとして「スズ-コバルトメッキ」を用意していますが、
6価クロムめっきはRoHSに対応しています。
3価クロムメッキは耐食性、色調、不良率などに難があり、弊社では使っていません。
(現在では色調、性能とも6価クロムめっきとほとんど変わらない3価クロムメッキもあるようです。)
RoHSは最終製品中に有害物質が残らない事を求めているのであって工程中で使ってはならないとは言っていません。クロムメッキ皮膜は金属クロムの0価の皮膜であり、6価クロムメッキはRoHSに対応しているのです。洗浄不良で6価クロムが残留しているなどは問題外とします。
3価クロムメッキもメッキ皮膜も6価クロムメッキ皮膜もメッキの皮膜になれば同じ0価です。
0価の金属クロムもだめならステンレス(鉄とクロムの合金)も、もう使えませんよね!
ただ黒クロムメッキはメッキ皮膜がスポンジ状になっていて、その複雑に入りくんだ穴の中の6価クロムメッキ液が完全に水洗で取れているとは言い切れないのでRoHSには非対応としています。
三価クロムめっきは環境にやさしい技術ですし、まったく否定するものではありません。
また、クロメート処理とクロムメッキを混同する方がおられますがこれはまったく違う処理なのでご注意をお願いします。
「ユニクロ」とは亜鉛メッキのユニクロメート処理のことで、これもクロムメッキとは違います。
クロムメッキのRoHSに関する事は以下のサイトをご覧下さい。
中小企業ビジネス支援サイト
「Q25 クロムメッキとRoHS」
「クロムめっきに関する知識の整理」
⇒クロムメッキのページへ
⇒黒クロムメッキのページへ