下塗り塗料の種類について教えてください。プライマー、プラサフ、シーラーとは?
塗装の下塗りの種類には以下のようなものがあります。
上塗りと組合せそれぞれが重要な役割を持っています。
プライマー
塗料の密着性を高める下塗り塗料
金属用、プラスチック用など様々な種類がある。
ウォッシュプライマー
エッチングプライマーとも言う。
金属をわずかに腐食させて表面を化学的粗し、金属と塗料の密着を良くする。鉄、アルミニウム、銅、亜鉛などほとんどの金属に対して有効で錆び止め効果もある。
ウォッシュプライマーの上にはサーフェーサーを中塗りしてから上塗り塗料を塗る。
サーフェイサー
プライマーの上の中塗り塗料。細かな傷などを隠し、下地の色を付け上塗り色をムラ無く仕上げる。
プラサフ
プライマーとサーフェイサーの両方の効果を兼ね備えた下塗り塗料
シーラー
塞ぐという意味。塗料を吸い込んでしまうコンクリートなどの材質に塗ることで、上塗り塗料の吸い込みを押さえ、密着性も上げる
バインダー
プライマーと同じ。金属、プラスチック、皮革などの密着性を向上させる。
塗料の基本組成としてのバインダー(展色剤)とは塗膜形成要素(樹脂成分、顔料など)と溶剤を合わせた塗料全体のことをさす。ビヒクル(運ぶもの)と同じ
フィラー
素材の凹凸、ひび割れ、巣穴などを埋めて滑らかにする作用を持つ下塗り塗料。
外壁の塗り替えなどは微弾性フィラーを使う。
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