シンナーの種類にはどの様なものがありますか?何のために塗装にシンナーを入れますか?
シンナーは、塗料を薄めて塗りやすくするために用います。
また、温度や湿度の変化に対してシンナーの蒸発量を制御し、きれいな塗装表面にする役割もあります。
シンナーには各種の有機溶剤が混合されていて、塗料の種別によってそれぞれに適したシンナーがあります。
(1)塗料用シンナー(ペイントシンナーまたはペイントうすめ液)
脂肪族炭化水素を主成分としたもので、油性系塗料や油変性合成樹脂塗料を薄めるのに使用します。
一般向けの家庭用塗料では、シンナーとは言わず普通「うすめ液」と呼んでいます。
(2)ラッカーシンナー(ラッカーうすめ液)
エステル・ケトン・アルコール・芳香族炭化水素(トルエン・キシレン・・・)などを主成分とし、ラッカーを薄める際に使用します。
塗料用シンナーより溶解力が強く、乾燥が速く特有の臭気があります。
(3)その他各種専用シンナー
合成樹脂塗料には、それぞれの塗料に適した専用シンナーがあります。
塗料に適したシンナーを使わないと、塗りにくかったり塗料が分離したり固まったりすることがあります。
※必ず塗料メーカーの指定したシンナーを御使用下さい。
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