塗装の色の調合はどうするの?調色のやり方を教えてください。
塗装の色の調色方法は、いわゆるソリッドカラーは数色の色の配合で色を合わせます。
例えば、赤と黄色を混ぜればオレンジ色になるのは当然ですが、特定の色見本に合わせるために何色と何色をどのくらい混ぜれば良いのかは全くの経験と勘です。
その為、調色の方法を文章で書くことはちょっと無理です。
基本的には色の3原色の配合が基準になります。
メタリックやパールと言ったアルミ片やマイカを含むものはベースの色、アルミ片やパールの種類・粒の大きさ、中塗りの厚み、上塗りの厚み、中間に透明系染料の色を加えるなど多岐な方法があるため、同じ色を再現するのは非常に困難です。その為、いただいた色の見本から違和感のない色を調合するのはかなりの熟練を要します。色見本から調色し実際にその色を塗り、乾燥してから評価し、また微調整のために、最初からやり直し、この作業を何回も繰り返して、時には半日以上かかることもあります。
自動車修理関係では例えばトヨタのレクサスの〇〇メタリックホワイトのデータや配合表を塗料メーカーが出しているので、それを元にして微調整をして塗装します。使用年数によっても若干変色などがあるため微調整は必要です。
当社には見本になるものがあれば違和感が無いほど合わせることが可能な熟練工がおります。
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