チタンのメッキって焼くの?チタンのメッキ工程を教えてください。
はい、焼きます。
焼くと言ってもベーキング処理というもので、その目的は熱処理によりメッキ皮膜をチタン素材に密着させるためです。
焼かないとメッキが簡単にはげてしまいます。
その他にベーキング処理の目的として、水素除去のほか、内部応力の暖和、界面に存在する格子欠陥の除去、界面に反応層形成、再結晶の促進などです。
素材やメッキ種別によって変わりますが、弊社ではおおよそ250度から350度ぐらいの温度で1時間から10分程度焼きます。500度以上で焼く場合もあるらしいです。
このチタン用の下地メッキ(ニッケル又は金メッキ)を付けて焼いてからいろいろな装飾メッキを付けていきます。
弊社ではチタン素材をエッチィングして荒らさずにめっきを付けるのでピカピカの光沢めっきが可能です。
チタン製の眼鏡や装飾品に最適なメッキ方法です。
ろう付け用メッキの場合はNiを付けて焼いて終了です。
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