よくある質問

チタンにメッキや塗装ができますか?チタンメッキはできますか?

チタンにメッキはできます。
またはチタンに直接塗装することも出来ます。


弊社ではチタンへのメッキは湿式の電気めっきになりす。
チタンにニッケルメッキ後金メッキなど他のメッキをかける。またはチタン上に直接金メッキ、白金メッキを付ける方法があります。
用途、単価によって使い分けるのでご相談ください。
塗装はチタン用のプライマーを付けその上から焼付塗装をします。純チタン、ベータチタン(22-4、15-3-3-3、10Zrなど)、NT(Ti50-Ni50)にメッキと塗装ができます。
素材の種類についてはお問合せください。
またチタンとステンレスや銅合金を同時にメッキすることができます。下地にチタン用の特殊なニッケルメッキまたは金メッキやプラチナメッキを付け、その後250℃~350℃でベーキングすると密着性のよいメッキが付きます。(ベーキングしない方法もありますが一部条件が有ります)
特殊素材のメッキ

ただしチタンは難メッキ素材になりますので非常にメッキが難しい金属です。
それなりの加工方法と酸洗いやチタン用の研磨が必要になります。
これらがメッキのことまで考えて加工されていないものはメッキ剥げなどのトラブルになります。メッキ剥げの原因はほとんどが加工中の焼け残り、バフ研磨時の研磨熱による酸化皮膜生成によるものです。
チタン製ネックレスはリングの溶接部など構造上、隅々まで研磨が出来ないためメッキには適しません。チタン電極など工業製品は装飾品とは違い外観はそれほど重視しませんので、ブラスト処理後(艶消し状態のまま)白金メッキ(プラチナメッキ)します。

弊社ではチタン製眼鏡、ブレスレット、自動車用燃料電池極版、白金メッキ電極、医療用カテーテルガイドワイヤーなどに実績が有ります。眼鏡の町、鯖江市の精密チタン加工技術を持つ会社と連携して素材から部品、表面処理まで一貫してお受けすることもできます。

またはIP(アイピー、イオンプレーティング)やスパッタリングなどの乾式メッキ方法もありますが、弊社ではこの処理は行っておりません。
俗に言う「チタンメッキ」とはこの乾式方法のことを言うようです。

理論的にチタンを他の金属の上に湿式の電気メッキや無電解メッキをすることはできません。
亜鉛より卑な金属、つまりイオン化しやすい金属のチタン、アルミニウム、マグネシウム、カルシウムなどは水溶液からはめっきできません。
「チタンにメッキする」は可能ですが、「チタンを湿式メッキする」ことは出来ません。
「チタンメッキ」とは乾式のメッキ方法です。
ややこしいですが、区別してください。
メッキと塗装の選択法
(株)ワカヤマではどんなことが出来て、どんなことが出来ないの?


関連する質問

メッキと塗装技術ハンドブック 資料ダウウンロード(無料)

お気軽にお問い合わせ
くださいませ

技術ハンドブック