面白いペンキのお話 No9 「メッキ塗装」???何の事???
*メッキ塗装とは何でしょうか?
「メッキ塗装」 と言う言葉が最近よく使われるようになってから めっきと塗装の区別が付かない人が増えてきたと思います。
メッキ塗装というのは造語であって正式な名前は無いのかもしれませんが 「銀鏡塗装」 か 「メッキ調塗装」 と呼ぶ方が分かりやすいと思います。
これは 銀鏡反応膜を製品の表面に付けると シルバー色の光沢膜なので製品がまるで金属でできているように見えます。この上から例えば金色のカラークリアー塗装をすると製品が金めっきしたように見え、クリアコートだけなら銀めっき、赤や青色をつけても金属にカラークリアー塗装をしたように見えます。
塗装が出来るものなら 木でも石でもプラスチックでも 金属のようになります。
誰がいつからこの言葉を使うようになったかは知りませんが 現在はかなり幅を利かせています。
他に良く似た変な言葉に 「電着メッキ」 「カラーメッキ」 などがあります。
これは多分(多分と言うのは言っている人が分かっていないから 私にも分からない) 電着塗装のことです。電着塗装は完ぺきに塗装です。めっきには電気をかけて付ける 「電解めっき」 と 電気は必要のない 「無電解めっき」 があります。
また めっきの色は 金色、銀やニッケル、クロムのシルバー系、グレーや黒系、銅めっき色 しかありません。
昔はカラーロジウムめっきとか何とかがあり 赤や青も出来たのかもしれませんが 今は探しても見当たりません。