お隣の国
NNAビジネスメールにこんな記事が載っていた。
中国勤務の駐在員が日本に帰ってくると 日用品などは日本の方が安いと言うのだ。
デフレの日本とインフレの中国
ただ その商品は中国製 なのに日本で買う方が安い
しかも それを作る中国の人件費は上がる一方で 品質要求も上がる一方
もう1つ 香港の最低賃金の話
労働局は最低賃金を28HK$(1HK$=10.6円として296円)に決めたが、月給制の場合に
食事休憩時間や休日を月給に含むかどうかはっきり示していないため 企業側に混乱が
起きていると言うのだ。休日まで給料がもらえるのと もらえないでは大きな差があるのは
当然だ。1周6日働くとして 昼休み27時間と休日4日分の給料が出るか、出ないかと言う事。
そんなものが出ると考える方がおかしいと思うのだが、香港では出る所もあるらしい。
1時間300円は安いと思うが、うちの香港工場があった10年前の事だが、一般ワーカーは
月に6万円。大卒は1年目で10万円、日本語ができる大卒は18万円、一流大学卒は20万円、
一流大学でも優秀な人材だと30万円から50万円と大きな差がある。
いかに日本は格差のない平等な国かよく分かる。
それがなぜ今格差が問題になっているのか分からない。
これが中国だと一般ワーカーは1時間20円、月に4000円からであった。今では最低賃金が
15000円/月くらいだから10年で結構変わった。とはいっても まだまだ15000円は安い。
昔も最低賃金はあったが それを守る会社はどこにもなかったし、ワーカーも諦めていた。
今は最低賃金以上出さないと全く人は集まらない。
台湾では旧正月明けの今は転職シーズンらしく 何と85%の人が転職希望らしい。
実際業種によっては50%が変わるとか。それだけ景気が良いと言う事。
だが それでは技術や経験の蓄積はできっこない。