何で黒いの?黒ニッケルめっき メッキ
黒ニッケルメッキは黒ニッケル、ブラックニッケル、(黒)スズ-ニッケル、ガンブラック、ガンめっきなど様々な名前で呼ばれます。
黒ニッケルメッキ液はスズとニッケルの合金、ニッケルと亜鉛の合金、スズ、ニッケル、銅の3元合金などがあり、これらの金属のフッ化物浴、ピロリン酸浴になっています。
硬いためあまり厚付けはできず、その為耐食性、耐変色性、摩耗性はあまり良くないので 通常はトップコートでカバーします。
耐食性は下地のニッケルめっきなどでもカバーします。6価クロムを使うクロメート処理でも耐食性や変色性はカバーできますが、弊社では装飾品や携帯部品関係が多いので、アレルギー、RoHSなどの関係上弊社ではクロメートはよほど特別な場合しか使いません。
黒ニッケルはなぜ黒いのか?
黒クロムメッキもそうですが、なぜ黒いメッキ皮膜になるのかは文献にはあまり載っていません。
つまり、あまり気にしてはいないけれどとにかく黒いという事です。
なぜ黒いのか?調べてもほとんど利益がないのでしょう。
硫酸Ni、硫酸亜鉛、チオシアン酸ナトリウム(NaSCN)の液は皮膜にイオウを多く含んでいるので、黒い硫化Niと亜鉛の混合物であると言われています。
この程度しか文献にはありません。
(金属の硫化物はほとんどが黒い色をしています。硫化とはイオウ(硫黄)と化合すると言うことです。汚いどぶ川の泥が黒いのも、金属の硫化物が沈殿しているからです。あの臭い匂いも硫黄から来ます。)
あんまりよく分からないけどとにかく黒い黒ニッケルと言う事です。
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